内容はそのまんま、英語の学習法についての話です。第一章と第二章は「英語は子供のうちにやらないとうまくならない」とか、特異な学習法など、よくある誤解について解説しています。第三章から第五章までが、英語の達人(英語圏でなく、12歳ごろ以降に英語学習を始め、主として日本で学習し、留学していても短期。(p59-60))の学習計画、学習法を紹介しています。英語教育の研究者の方が書いている本だけあって、論文やインタビューなどをもとに確度の高い情報を提供してくれています。個人的に第一章と第二章は関心がなかったので、かるく読み飛ばして、第三章から第五章を中心に、1時間くらいでさらりと読みました。文の構成がわかりやすく、文体も平易な感じなので読みやすいです。
本:「達人」の英語学習法
本:ライフサイクルイノベーション
キャズムの著者、ジェフリー・ムーアの本。三部構成で、一部が製品ライフサイクルモデルの全体の説明、二部がイノベーションのタイプの説明と、ライフサイクルの地点に応じたイノベーションの方法についての詳説、三部は「慣性力」についてと、「コア」へ資源を集中させるための方法論についてです。
本:したたかな生命
映画:アイ・アム・レジェンド
同名のSF小説「アイ・アム・レジェンド」の映画版。アメリカ映画として映像化されたのは「地球最後の男」と「地球最後の男 オメガマン」に続いて三回目なのだそう。簡単なあらすじだけで予備知識なく見に行ったため、内容的には「あっ、こういう映画だったんだ」と思いました。ドキドキしたくない人にはお勧めしません。
映画:バベル
バベル(BABEL)をDVDで見ました。周囲の人の前評判はかなり悪かったのですが、個人的にはそんなに悪くなかったです。時間軸が並行して話が展開する映画が、個人的な趣向に合っているためかもしれません。同じ理由でペイチェックやハリー・ポッターとアズカバンの囚人とかもわりと好み。
本:知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎
本:進化するネットワーキング
半年くらい前に読んだ本。読み返しながらまとめています。「ネットワーク」について、経済学的な見地を中心に解説しています。第一章から第四章が第一部で「ネットワークの外部性」について。第一章は、クリティカル・マス、ティッピング・ポイント、QWERYの経済学など、他人が利用することによる利便性が他人を引きつけて集団を形成するという、ネットワークの特性を経済学でいう「外部性」とからめて話を展開しています。第二章は、ネットワークの外部性による「ひとり勝ち」の状況と、経済学でいう「市場の独占」とからめた内容。第三章は電話回線などの物理的なネットワークについて、他社・他国のネットワークを相互接続するときのネットワークの外部性による恩恵・コストをどのように他社間・多国間でバランスさせるかとかいう話。第四章は政策論的な性格が強く、ユニバーサル・サービス(全国どこに住んでいても、利用しやすい料金で利用できるサービス(p152))という視点から、ネットワーク産業について論じています。