メモログ

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本:外国語上達法

1986年刊行。名前の通り、外国語の勉強方法について書かれている本です。英語だけではなく、外国語全般についての勉強法として述べられているところが、ほかの英語学習関連の本と趣きが異なります。200ページほどを、半日くらいでざっと読んでいます(ほんとにざっと)。

本書では、外国語を習得する上で、覚えなければならないものは「語彙」と「文法」で、それを習得するために大事なのは「教科書」「先生」「辞書」としています。そのうえで、どんな教科書がよいか、良い先生とはどんな先生か、よい辞書とはなにか、というのが本書の中心的なテーマです。なので、具体的な方法論というよりは、より基本的な勉強法についてが中心。

個人的に感銘を受けたのは、自分が何のために英語を習得するのかを考え、どこまでできていれば十分かを考えて目標を立てようというところです。たとえば、スチュワーデスであれば、自分たちの業務に関わる内容について英語を習得していればよく、全方位的に英語に通じている必要はないとか。広く深く習得しようとすれば、そのための期間も長く必要。だから習得したいレベルを決めて、必要以上の努力はしない。当たり前と言えば当たり前なのですが、勉強しているとつい欲が出てしまう。だからたぶん始めにこうしたことを考えて計画するのが肝要なのだろうなあと思いました。