メモログ

本:メディア・バイアス

副題は「あやしい健康情報とニセ科学」。メディア・バイアスとは「メディアによる情報の取捨選択のゆがみ(p6)」のことを指します。本書では食に関する話題を中心に「情報のゆがみ」について11章構成で各論的に書かれています。

伝説のホテルマン「おもてなし」の極意

キャピトル東急ホテル エグゼクティブコンシェルジェであった加藤健二さんの本。5部構成で、1〜3部が加藤さんの半生記、4部が加藤流サービスの各論といった感じで、5部はこぼれ話といった感じです。

2020年の日本人

副題は「人口減少時代をどう生きる」。人口が減少するという今までにない時代の到来という背景にして、現在の状況と今後の展開を推察しています。「日本人の働き方」「日本の住まい方」「日本人の過ごし方」の三部構成で、一部の「日本人の働き方」では、いままでの経済成長とは何を背景にしていたのかを詳述して、それがこれからの「人口減少時代」では通用しなくなることに言及しています。

新ハーバード流交渉術

ハーバード流交渉術の続編的な性格も持っているため「新ハーバード交渉術」という日本語タイトルにしたそうです。原題は「Beyond Reason : Using Emotions As You Negotiate(理性を超えて:交渉に感情を用いる)」。

本:アンビエント・ファインダビリティ

ambient(周囲を取り巻く・完全に包囲している)とfindability(位置特定可能な・特定の対象物の発見のしやすさ)を二つあわせて、アンビエント・ファインダビリティ。直訳すると「周囲を取り巻く特定の対象物の発見のしやすさ」というような感じですが、私なりに解釈するとしたら「自分の取り囲む広大な情報の波から特定の情報を発見する」ようなことを表しているのかと思います。アンビエント・ファインダビリティの世界では、個人は「広大な情報から適切な素早く情報を入手する」ことが肝要で、本書では情報とは何か、情報の見つけやすさとは何かを伝え、最後に台頭しつつある情報を選りすぐる社会的な仕組み(タクソノミーとかフォークソノミーとか)などを次々と紹介しています。