メモログ

塵が積もって山とならないメモのログ

亀も空を飛ぶをみてきました。

評価:★★★★★
イラク戦争を目前にした2003年春、イラク北部クルディスタン地方の小さな村を舞台にした映画。地雷によって足を失った子どもや戦争にまきこまれレイプされた少女など戦争の現実を目の当たりにする一方で、子どもたちの姿には明日を生きる力強さを感じました。物語の節々にファンタジーやユーモアを感じさせる描写がされていて、悲劇を強調せずに子どもたちのありのままの姿を切り取ったような映画でしたが、全体的に妙に悲しい。うまく説明できませんが、いろいろと考えさせる映画です。

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クレールの刺繍を見てきました。

評価:★★★★☆
全体的に会話が少なく、暗いイメージの映画(と、うしろのおばさんが言っていました)でしたが、主演のローラ・ネマルク(クレール)の演技がとても繊細で個人的にとても心うたれました。仕草や目線で実に多くの状況描写がされていて、言葉にならない感情の起伏を感じ取ることができました。

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最近購入したCD(9/19)

気がついたら2ヶ月近くCDを買いに行ってなかったのですが、先週末に久しぶりに渋谷HMVに行ってきました。会社帰りに急に思いついて閉店間際に行ったため、かなりざっくりと、大量に買ってきてしまいました。だめな私。しばらく節制の日々が続きそうです。

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「石油の終焉」を読みました。

ポール・ロバーツ著 久保恵美子訳「石油の終焉」を読みました。現在のエネルギー事情について多角的な視点で考察しており、いろんな人に読んでもらいたい本です。500ページ超の分量なので読むの大変かと思いますが、読み応えはあります。

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「レイアウトの法則」を読みました。

佐々木正人著「レイアウトの法則 - アートとアフォーダンス」を読みました。本文中に何度も引用されるジェームス・ギブソンの理論は抽象的で高度な箇所もあって、理解できないところも多々ありましたが、それでもなんとなくぼやーっと概観だけはつかめたように思います。

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「死を生きながら」を読みました。

オスロ合意からラビン暗殺、自爆テロの始まり、第二次インティファーダ(民衆蜂起)、9.11同時多発テロ、シャロン再選など、1993年から2003年までのイスラエル・パレスチナ情勢を伝える本です。内容は現地のルポのようなもので歴史的背景の詳述などはありませんが、各章の冒頭に歴史的な説明が簡単に入っているのでここ10年の情勢の概観するには良い本かと思います。

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ブログの先行者利得

今月のHarvard Business Review(2005年8月号)に「先行者利得の真実」という記事があったので、それを基にブログについて個人的な考えを出してみようと思います。

「先行者利得の真実」を簡単に要約すると、先行者利得が生み出される条件、生み出されない条件には、「(商品に使われる)技術が進歩するスピード」と「(商品が販売される)市場が拡大するスピード」の二つが大きく影響すると述べています(右上の図を参照)。「平静型(市場スピードが遅く、技術スピードも遅い)」では、技術スピードが遅いので後発者は先行者との差別化がしにくい。後発者が新しいアイデアを出すことができても、市場スピードが遅いので後発者が飛躍的な成長をするのは難しい。

「市場主導型(市場スピードが早く、技術スピードは遅い)」は、市場が急速に拡大している上、技術的に高度ではない(技術の発展が遅い)ので、後発者が参入しやすく、先行者といえども後発者にとってかわられるかもしれない。そのため、競争優位を保つには経営資源(デザイン力、マーケティング力、ブランド)が重要になってくる。

「技術主導型(市場スピードが遅く、技術スピードが速い)」では、市場の拡大が遅い一方で技術の変化が速いため、先行してもあまり利益がでないばかりか、技術の変化が速いので後発製品の方が有利になる傾向が強い。

「激動型(市場スピードが速く、技術スピードも速い)」では、市場が急速に拡大しているため、新しい市場セグメントに対して後発者が次々と参入してくる。また、技術の変化が速いので、技術があっという間に陳腐化する。先行者の場合、既存の商品のメンテナンス・互換性も必要となる。

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