本は3章構成で1章が被害者の宮崎千通子さんの手記、2章は事故の科学的な見知による分析、3章は社会への提言といったかたち。1章の手記は事故から手術、リハビリまでの1年間について詳しく触れられています。実体験を通しているがゆえに、その場にいるかのようなリアルな描写となっています。事故の被害者を自分に置き換えて想像すると、ほんとに恐ろしすぎて何も言えません。そんなきつい経験を乗り越えて、前を向いて体の回復へと行動しているのですから、宮崎さんには深い敬意を覚えます。また、ニュースで見る事故は、1日で終わってしまいますが、現実にはずっと何年もの長い道のりであることを認識させられました。
JR福知山線事故の本質
ハーバードでは教えない実践経営学
1985年に「マコーマックのマンビジネス」というタイトルで出版された本の新訳版です。いわゆるビジネスに必要な「処世術」、パートナーシップの構築など、筆者曰く「ハーバード・ビジネススクールでは教えたくても教えられない(p8)」内容を扱っています。「人間」「営業と交渉」「企業経営」の3部構成。