メモログ

塵が積もって山とならないメモのログ

本:海ゴミ

海岸に届く、大量の漂着ゴミの問題について書かれている本です。本の内容は、問題となっている地域の事例紹介から始まり、漂着ゴミの発生源と内訳、漂着ゴミによる環境への影響、法律・制度、今後の対策・提言で終わります。漂着ゴミは捨てても捨てても海からゴミがやってくるというのがやっかいなところです。漂着したゴミを片付けるだけでは解決しない。海がゴミに流れ出ないように、法の整備が求められています。

個人的に関心を持ったのは、「ポイ捨てしたゴミが回り回って海に出て行っている」ということです。たとえば道の側溝にすてたタバコの吸い殻は、川をくだって、海に到達します。タバコの吸い殻は漂着ゴミの中の11%を占めるそうです。

こういった問題を解消するための個人的なアクションとして、自分の生活行動が、まわりまわって環境にどう影響を与えているのかに関心を持つことが大事だなと思った次第です。