同名のSF小説「アイ・アム・レジェンド」の映画版。アメリカ映画として映像化されたのは「地球最後の男」と「地球最後の男 オメガマン」に続いて三回目なのだそう。簡単なあらすじだけで予備知識なく見に行ったため、内容的には「あっ、こういう映画だったんだ」と思いました。ドキドキしたくない人にはお勧めしません。
この映画、「地球最後の男」と銘打っているだけあって、映像中に人影がないのがすごいところ。これが本当にすごくて、四方八方が見渡せるシーンでも、人影一つない。ゴーストタウンを表現したかったからこの映画つくったのではないかと思えるほど、圧巻の映像です。パンフレットによると、200日の長期にわたる区間封鎖撮影をおこなったらしい(パンフレット 開いて8ページ目)。
話がテンポよく進むのと、話の伏線がわかりやすいので、わりと安心して映画を楽しめます。映像と音が迫力満点なので、内容的には安心して楽しめないかもしれませんが。
しかしパンフレットの内容には個人的に不満。鑑賞中によくわからなかったところとかを確認したいために、パンフレットを購入するのですが、肝心のストーリーに関する情報が薄かった。評論家の話とかも映画の副情報として良いんですけど。600円という価格も安くていいんですけど、腑に落ちない。