思いついたことをそのままメモ。
つかみ所がない問題を解決するのは、難しいです。問題点がはっきりしていればそれを改善するのにはどうしたら良いのかを考えれば良いのですが、問題点がはっきりしていないのに、うまくいかない問題は何を改善すれば良くなるのかがわからない。
そういうときには、まず事象について知ることが重要だと考えつきました。いま。事象について知るというのには、一つには事実を発見することかと思います。「そもそも論」もふまえて、「なぜかうまくいかない」ことについて、拡散的に、さまざまな視点からみつめていく。
拡散的にみつめる方法のひとつは、マインドマップ(ISBN 978-4478760994)があります。ただ、マインドマップの一つの弱点は、考えをひろげる「きっかけ」が見つからないということ。幸せ(happy)エクササイズとか、考えをひろげる練習をすれば良いのかもしれないけど、個人的には日米の語幹の違いと申しますか、あのエクササイズを繰り返せば考えがひろがるとも思えない。
そんなおり、さいきん読んだ「記憶力(ISBN 978-4-7631-9743-6)」という本に書かれていた「テン・クエスチョン・システム」がマインドマップをひろげるための良いフレームワークになるのではないかと思いました。「テン・クエスチョン・システム」とは、「考えていることがらについて十個の質問をし、それに答えるために、保管されている印象をすべて顕在意識の領域に引き出してくることによって、そのことがらに関してあなたが持っている情報が残らず活動しはじめる(p155)」ための十個の質問。
- その由来または起源は?
- それはどんな理由で始まったか?
- それにはどんな歴史があるか?
- それはどんな特質や個性を持っているか?
- それを連想させるものや、関連しているものは?
- それをどのように利用(活用)するのか
- それは何を表しているか?
- それからどんな結果が生まれ、どんなことが起きるか
- それは最終的に、あるいは将来的にどうなるか?
- それについて自分はどう考えているか? その理由は?
マインドマップを広げるための「きっかけ」なので、必ずしも同じ質問である必要はないし、これ以外の質問も思いついたら、回答してみるのもの良い。問題点が明確にできなくても、その事象についての深い見識が得られるというもの。
これどうかなあ。クリエイティブ・シンキング(ISBN 4-478-76078-0)に載っているフレームワークもうまく利用できるか考えてみよう。