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情報の行間を読む(1/4)

情報の行間を読む

「行間を読む」とは「文章には直接表現されていない筆者の真意をくみとる」という意味です。情報も元をたどれば人によって作られています。情報にも文章と同じように「行間」が存在しているのではないかと思います。

情報の行間とは「情報主体が持つ意図」と言い換えても良いのかもしれません。情報は人によって作られているため、発信者の意図によって削られ、言い換えられ、加筆されます。受信者もまた、自分の意図や期待しているものに関心をよせ、信頼する傾向があります(参考:人は肯定的な情報を信じやすい〜バーナム効果)。情報の行間を読むとは、情報主体の意図を知ることで、情報をただ読むだけでは理解できない情報の本質を汲み取る作業に他なりません。

情報には大きく3つの主体があります。ひとつは自分(受信者)、ひとつは発信者、そしてもうひとつは情報源(調査対象者)です。それぞれの主体は別々の意図を持ち、行動しています。情報の行間を読むためにはそれぞれの主体が持つ意識的、無意識的な意図を読み取る必要があります。

そこでそれぞれの主体へのアプローチを具体化して考えてみたいと思います。

  1. 自分(受信者)の判断基準を知る
  2. 情報の発信者の意図を知る
  3. 情報の調査対象の意図を知る

次回に続く。