メモログ

塵が積もって山とならないメモのログ

ブログと情報発信

突き詰めていけば、信頼できる情報というのは自分の足で調べていった情報・・と、刑事ドラマのような台詞に至るわけですが、全ての情報を一から自分で調べていけば途方もない時間がかかる。それを専門にしているなら別だけれど、専門的でない情報を短い時間で調べないといけない場合の方が多い。そうなればインターネットを頼らざるを得ない。情報収集と信頼性の見極めというのは、頭の痛い問題です。

翻ってブログ運営者としての視点で考えると、自分が発信する情報を、どうやって信頼させるかという課題に至ります。私自身は、リソースを明示することや、論理的に記述することを心がけています。「正しくはないかもしれないけど、何を言いたいのかが分かる文章」を書いていくことが、目下の目標です。

ただひとつ、悩ましいところは、文章を丁寧に書こうとすると、ものすごく時間がかかってしまうこと。基本的にブログに何かを書いたからといってお金になるわけではないので、仕事は仕事でしないといけない。ブログが趣味・・といえば確かにそうかもしれないけれど、他にもしたいことや勉強したいことはいろいろあって、ブログをすることにそんなに時間をかけたくないというのが実際のところ。

最終的には、ブログというツール自体は、確かに簡単に情報発信がしやすいツールなのですが、情報発信する内容を簡単に作れるようになるわけではないと。こんな結論に至る。個人のブログなら、止めたくなったら止めれば良いだけですが、ビジネスで始める場合は最初に書くことをストックしておかないと、あっという間に更新停止に陥ること間違いない。

ビジネスブログブックの中で、日産TIIDA BLOGの企画パートを担当した工藤氏のインタビューが載っているのですが、ウェブサイト制作について、当たり前だけど忘れがちなところを語っていて、個人的には非常に参考になりました。一文引用をして、このとりまとめのない文章のまとめにしたいと思います。

四家 > それでは最後に これから企業としてブログを活用したい方々に対してアドバイスをいただけますか。
工藤 > ブログありきで始めると、行き詰まると思います。何を伝えたいのか、伝える内容は豊富にあるか、ターゲットは正しいかなどの基本的な情報の枠組みを、慎重に検討することです。(ビジネスブログブック P66より引用)