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みんな誰かの愛しい人を見ました。

評価:★★★★★
主人公のロリータはぽっちゃりした体型がコンプレックスの大作家を父親(エチエンヌ)を持つ女の子。淡い期待が裏切られるたび「必要なのは自分じゃなくて父親とのコネクション」という孤独感が募る。

別に親のために頑張っているわけではないけれど、それでも何かしらの優しい言葉をかけてほしい。自分に関心がある、愛情が注がれていると確認したい。そういった子供の心をすごく表現しています。映画のシーンの一つに、主人公のロリータが父親に奇麗だと誉められたと思ったら、違う人のことだったと気づくシーンがあるのですが、そのときロリータが一瞬見せた喜んだ表情、気づいた瞬間に見せたムスッとした表情、そして不機嫌そうにその場を立ち去るアクション、その一つひとつに彼女の親に関心をもたれていないという孤独感、寂しさが伝わってきてすごく泣けてきました。

今月のTITLE「世界は映画でまわっている」(2004年12月号)の70ページにみんな誰かの愛しい人の紹介が載っています。ちなみに監督・脚本を手がけるアニエス・ジャウイは、ロリータの歌の先生役(シルヴィア)としても出演しています。