メモログ

近年のWEBとこれからのWEB

新年ということで、近年の WEB とこれからの WEB についてマインドマップを広げてみました(マインドマップはエントリーの下の方に掲載)。そして、ざっくりと所感をまとめてみました。

データは適切な型に分離する

HTML と CSS の分離に代表されるように、ここ1〜2年の間でデータの蓄積の方法に適切な「型」が求められるようになっていくかと思います。音楽なら音楽、本なら本のスキーマでデータを保存するようになる。それは具体的に言えば、情報のアグリゲートをしやすい形にしていくことかと思います。SEO と同様に、そういった「型」にはめていく事がサイトのアクセスアップにつながるようになる。

情報源は統合される(aggregation)

個人が情報源としているサイトは、個人が収集した情報をアグリゲート(統合)したサイトになってきています(たとえば del.icio.us、はてなブックマークなど)。個人のページへのアクセスは、基本的には検索サイトからによるものが大きいわけですが、情報をアグリゲートするサイトによるところも大きくなってくるのではないかと思います。「ブックマークされるための技術」みたいなノウハウも登場するかもしれません。また、アグリーゲートした情報のカテゴライズ(精緻化・tagging)もより広まっていくかと。

Weblog はより public に、SNS はより private に

当たり前かもしれませんが、Weblog はより public に、SNS はより private になっていくかと思います。そろそろ Weblog を見て採用を決めるということがあっても良いと思うし、SNS が飲食・恋愛・就職活動などすべての private を補強する場になっていっても良いような気がします。

WEB Service の課題は Scalability へ

Weblog・SNS の絶対数の増加に伴い、Scalability が重要な課題になってきているのは間違いないと思います。これからはディスク容量は機能面だけではなく、安定性と快適なトランザクションがサービスのウリになっていくものかと思います。

私について

Yutaka Yamaguchi
東京在住。TypeScript, Node.js, Reactなどフロンエンドが主力。Perlも書く。SwiftやRubyも過去には使ってた。過去のTOEIC 860くらい。