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autocomplete属性のアクセシビリティ的側面

autocomplete属性にはアクセシビリティ的な側面を備えていて、収集しようとしているユーザーの情報の目的(意味)をプログラム的に理解可能にするために用いられる。

仕様で言うとSuccess Criterion 1.3.5 Identify Input Purposeとか7. Input Purposes for User Interface Componentsに書かれている。HTMLの仕様とアクセシビリティの仕様は異なる目的を持って策定されているので、属性値の定義が同じ場合もあれば一部だけ適用されている場合もあるらしい。ざっと見た感じでは one-time-codeだけアクセシビリティ側の定義には載っていないようではあるけど、他の属性値はHTMLとアクセシビリティで同じ定義がそのまま使われている。

なので実質的には、autocomplete属性の値には、HTMLの仕様からくる「ユーザーからどんな入力を期待しているのか(自動入力機能に伝える)」という側面と、アクセシビリティの仕様からくる「収集しようとしてる情報はどんな目的のものか(プログラム的に理解可能にする)」という側面を兼ねている。

HTML側の仕様についてはhiddenのフィールドにautocomplete属性を入れる意味の方も参照。どれもそんなに変わらないじゃないかと言われたら、そんな気もする。