少し前まで IE6 で動かないから… というような気がするのですが、気がついたら過去のブラウザになっていて、サポート対象でも IE8 が最低限のバージョンという感じになってきました。いつのまにか。
しかしながら IE6 の時代が長かったのもあり、IE6 でもできることをベースに作成するクセがついている。個人的に。
それでこのあいだ機会があったので IE8 でできることをあらためて列挙してみた。おもに CSS。
- 標準モード対応
- box-sizing property
- max-width/min-width/max-height/min-height
- :first-child/:last-child
- :before/:after
- display: table
- display: inline-block
- png transparency support
- inherit property
- localStorage support
last-child には対応していない。first-child は使えるけど完璧ではないみたい(Quirksmode: CSS selectors)。selectivizrで使えるようにはなる。
あと、max-width/min-width/max-height/min-height は、box-sizing を変更しても content box の状態で計算されるという問題がありました。
box-sizing については、responsive grid と box-sizingで紹介していましたが(忘れてたけど)、width の対象を border まで含めると、いろいろと楽な面が大きい。vendor-prefix を含めれば、どのブラウザでもほぼ問題なく使用できる。もうボックスモデルの問題は過去のものになったと言える。たぶん。
max-width/min-width も地味に便利。IE8 以前では、コンテンツの幅より大きなサイズの画像の場合だけ、コンテンツの幅にあわせて表示する、ということが簡単にできなかった。display:inline-block や display:table は vertical な配置を整えるときに便利。
とかまあいろいろ省略しますけど、他の最新ブラウザと比べると、IE8 でできることはかなり少ないのですけど、それでも以前よりだいぶましになっている。
そして、以下は一緒に調べた IE のリリースの年月。
- IE6 : 2001/8
- IE7 : 2006/10
- IE8 : 2009/3
- IE9 : 2011/3
- IE10 : 2013/2 (2012/11 Release Preview)
というメモ。