Filter Effects 1.0では、HTML 上に配置した画像とかにグレースケールなどのフィルターをかけることができます。Understanding CSS Filter Effects - HTML5 Rocksにて詳しく紹介されていますが、HTML の要素に適用できるように SVG から取り入れられた仕様で、多くの Filter Function は高速に動きます(手元で試している限りでは blur も速い)。対応状況は、Can I use CSS Filter Effectsにて。今のところ Chrome と Safari でのみ webkit のプレフィックス付きで確認できます。
Adobe が公開しているCSS FilterLabでは、Filter Function を簡単に試すことができて便利。最新のGoogle Chrom Canaryを使用すると、さらに Custom Filter (CSS Shade)も試すことができて、よくわからないけどすごい。最新の Google Chrome Canary は、通常の Google Chrome とは別にインストールができるのでわりと気楽にインストールしても大丈夫( chrome://flags/ を開いて、「CSS シェーダを有効にする」の項目を有効にする必要があります)。
Custom Filter については、CSS shaders: Cinematic effects for the web | Adobe Developer Connectionに概要とサンプルがありますが、よくわかっておりません。動きとしては、HTML の構成要素を vertex mesh 状にして、vertex shader(vs)によって vertex を操作することで変形させて、ピクセルにレンダリングするときに fragment shader (fs)で設定している色でレンダリングしていくという感じみたい。OpenGL ES Shading Language (PDF)に詳細の仕様が書かれています。