3D Transform Renderingについては、下記のように記述されている。
Normally, elements render as flat planes, and are rendered into the same plane as their containing block. Often this is the plane shared by the rest of the page. Two-dimensional transform functions can alter the appearance of an element, but that element is still rendered into the same plane as its containing block.
Three-dimensional transforms can result in transformation matrices with a non-zero Z component (where the Z axis projects out of the plane of the screen). This can result in an element rendering on a different plane than that of its containing block. This may affect the front-to-back rendering order of that element relative to other elements, as well as causing it to intersect with other elements. This behavior depends on whether the element is a member of a 3D rendering context, as described below.
2Dの場合はtransformしても包含ブロックと同じ面の上でレンダリングする。3Dでは包含ブロックと異なる面でレンダリングされるようになり、要素の前後関係や要素同士の「交差(intersect)」というような現象が発生すると。3Dでレンダリングするには3D rendering contextが及ぶ範囲に要素が存在する必要がある。
なお、3D rendering contextを生成するにはtransform-style:preserve-3dの指定が必要。3D Transform RenderingのExample 5では、2DのコンテキストでrotateY(Y軸に回転させる/横回転)した場合が例示されています。
そしてperspectiveについて。perspectiveは、描画される面とユーザーとの距離を指定できて、値が小さいほどユーザーと面との距離が近い。要素がどのように表示されるかは、この距離(perspective)と要素がZ軸(奥行き)のどこに位置しているかに影響される。
perspective-originはユーザーの視点の位置を変更することができる(上から見下すような目線とか下から見上げるような目線とか)。
Example 6でperspectiveも指定した状態でrotateYをした要素が例示されている。回転の仕方としては、ドアを引いて開いたような感じになる(ドアノブが左側にある)。左側のZ軸上の位置が近くなり、右側のZ軸上の位置が遠くなる。ので、左側が大きくなり、右側が小さくなる。また、3d rendering contextを持っていないので、2D(同じ面)でレンダリングされている。