2009年5月アーカイブ

2009年5月25日

本:水の未来

水の未来についての本。10章構成で、水の使われ方から、現在の過度の取水状況、水が生み出す自然と災害、水紛争、これからの水との関わり方まで、水に関する話題を多角的に取り上げています。水資源の問題の本質は水そのものが足りなくなっているというよりは、国レベルでの非効率な水資源の使用(主に砂漠での灌漑農業やダムの建設)や、上流側の資源の独占による生態系の変化などにある、という印象を持ちました。

本書の最後の方には、水のユニークな取水方法(ネットのようなもので水滴を集める)や点滴灌漑というような「1滴あたりの収量を上げる」、水を効率的に利用する農業手法などが紹介されています。巻末にある沖さんの解説もすばらしく、本文全体の概要と、砂漠での灌漑農業など、日本では首を傾げてしまうような話について、フォローしてくれています。

個別のトピックとして一つ関心を引いたのは、仮想水(バーチャルウォーター)という考え方です。仮想水とは、たとえば穀物などを輸入した場合に、その穀物を作るために費やした水の量を表します。たとえば、1トンの小麦を輸入したら、1000トンの仮想水を輸入していることになる(p9)。フードマイレージなどと同様に、モノに隠れてしまう資源の消費を視覚化するのに良い指標だなと思いました。

また、「自分たちが自然に取って代わるのではなく、自分たちが「水循環に加わる」ことを学ばなければならない」という言葉に感銘を受けました。たとえば雨水が地表に浸透し、それが地下水となる。地面がアスファルトになると、雨水は排水路などを通り、地表に浸透することなく海に流れ出てしまう。アスファルトは都市生活には必要である一方で、水資源の確保という意味で効率が悪い。河川の氾濫・洪水は、住居に被害をもたらす反面、大地を肥沃にする。湿地帯は使い道の少ないように見えて、水の貯水という意味でも意義があるし、多様な生命を育む。ダムは取水には便利かもしれないけれど、蒸発して失われる水も多い。自然の仕組みには一長一短があり、人の生活には不向きな面もありますが、人口の建築物よりもうまく水を循環できる。水資源を効率的に確保・利用するために、都市文化と水循環の融和というのは、とても大事な考え方だなと思いました。

2009年5月10日

watirでJavascriptのアラートを操作する

watirで操作をしているときに、Javascriptのアラートを操作しないといけないときがたまにあります。私は、最近は下記のようにautoitを使って操作しています。

def handling_javascript()
  title = @ie.Name
  Watir.autoit.WinWait(title,"","10")
  if Watir.autoit.WinExists(title) == 1
    Watir.autoit.ControlFocus(title,"","")
    Watir.autoit.ControlClick(title,"","OK")
  end
end

title=@ie.Name では、IEの名称を取得しています。これはJavascriptのアラートを操作するときのwindowのtitleとして必要なのですが、IEの名称はIE6とIE7以降では異なるため、その都度取得しています。WinWaitは、titleに合致したwindowが表示されるまで待ちます。3つ目の引数でタイムアウトを設定できます。WinExistsは、titleで指定したwindowが存在する場合は1を返します。ControlFocusはtitleで指定したwindowにフォーカスします。ControlClickではtitleで指定したwindowにある、3つ目の引数で指定した文字列のボタンをクリックします。

これだけなのですが、最低限の操作はこれで可能です。そのほかJavascriptの操作の方法は、watirのFAQWinClickerによる操作とかを参照するといいかもしれません。

2009年5月 6日

親要素の色をリンク色に継承させる

リンクの色の方が優先される理由の記事で、下記のHTMLの場合はリンクの色の方が優先されるという話をした。

<h3 class="entry-header"><a href="/post.html">記事のタイトル</a></h3>
----
a {color: blue;}
h3.entry-header {color: red;}

では、h3.entry-headerで指定した色をリンク色として継承したい場合はどうしたら良いのか。それにはcolorプロパティにinheritを設定する。inheritは親要素の値を継承するので、h3.entry-headerで指定した色になる。これは便利。親要素の色をリンク色に継承するためのclass属性を用意しておけば、一つずつリンク色を指定する必要がなくなる。

<h3 class="entry-header"><a href="/post.html" class="inherit" >記事のタイトル</a></h3>
----
a {color: blue;}
h3.entry-header {color: red;}
.inherit {color: inherit;}

ところが、IE6、IE7ではこの値が機能しない(IE8では機能するらしい)。そのため、しばらくは他の手段で対応するしかないわけですが、 いずれはinheritを設定するだけで思いどおりの表示にできそう。世の中はますます便利に。

明治神宮と原宿と雨上がりとdp1

4月の中頃に明治神宮に行ってきました。初めて行く場所ではマイ最強装備であるEOS 5D mark IIを持って行くのですが、明治神宮には何回か訪れているので今回は手軽なDP1を持参。この日は雨上がりだったので、ひさびさにサーキュラーをつけてみました。DP1でサーキュレータを利用すると、昼間でも光量が足りずにシャッタースピードが遅くなりがちですが、そこは絞り開放で撮るとか、日陰では撮らないとか、ISO感度を200にするとかして光量を工面(あと、頑張って固定する)。この光量を工面しつつ、カメラをぶらさないようになんとかかんとか工夫して撮るのが個人的にDP1の楽しいところ。

右下の写真はシャッタースピードが2秒となったので、カメラを回転しながら撮ってみた。これはこれで面白い出来映え。

sdim5498原宿原宿wired cafesdim5500sdim5531

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