2006年4月アーカイブ

2006年4月16日

最近読んだ本(3)

最近読んだ本(1)」「最近読んだ本(2)」の続き。読書が趣味ですと自信を持って言うにはどのくらい読めば良いのでしょう。

  • バズマーケティング バズマーケティング マークヒューズ著 依田卓巳訳:バズ(流行、話題になること)を生み出すためのポイントとして「タブー」「一風変わったこと」「突飛なこと」「おもしろおかしいこと」「ずばぬけていること」「秘密」の6つを挙げています(p55)。この6つ自体はアメリカ的というか、きっと日本には日本の文化にあったバズの引き出し方があるんだろうと思います。
    この本の核心は「ありふれた場所にありふれた広告があったとして、あなたはそれを読もうと思うのか」という、ある種当たり前の疑問なのだと思います。今は昔と違って、広告があふれているし、広告以外の情報がたくさんある。
    気に入った言葉は「今日の常識は、消費者はかつてないほど賢いということだ(p72)」「だが、あなたに必要なのは、私が呼ぶところのクラッター・フリーの媒体 - ほかのどの広告とも競合せず、100パーセントのマインドシェアを獲得できる媒体 - である(p91)」など。
  • 海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点 海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点 宮下裕介:たまにこういう本も読んだりします。まあ、その、役に立ったり立たなかったり・・この本が役に立たないというのではなくて、まあその、勉強を継続しきれない自分がだめ人間なんです。はい。
  • 天才数学者、株にハマる 天才数学者、株にハマる ジョン・アレン・パウロス著 望月衛 林康史訳:原書タイトルは「A Mathematician plays The Stock Market」。株でごにょごにょして成功した人の話を聞いて、思わず買ってみてしまった本。この本の内容は、どちらかというと株にまつわるエッセイという感じ。個人的に内容にさして目新しいものは少なかったですが、「アンカリング効果(p25)」の話は少し面白かったです。アンカリング効果(Anchoring Effect)とは、(それがどんなでたらめな数字であれ)最初に与えられた数値(初期値)に基にして決定するという効果です。たとえば100円の物を題材に「これは1000円より低いか高いか、またそれは何円か?」という質問をした場合、低いという答えが回答の方が多いが、値段は750円とか、最初に与えられた数値(1000円)に近い数字となる。

2006年4月11日

MacBook proでmakeがうまくいかない問題

MacBook proにてmakeしようとしたときに下記のようなエラーが返り、makeが失敗する問題。

make: *** wait: Interrupted system call.  Stop.
make: *** Waiting for unfinished jobs....
make: *** Waiting for unfinished jobs....
make: *** wait: Interrupted system call.  Stop.

この問題はどうやらXcodeのバージョンが低いために起きているようです。Xcodeのバージョンを2.2にあげてみたところ、正常にmakeできるようになりました。

プロキシのパスワード設定ができなくなる問題

proxyのパスワード認証を設定しても設定が保存されない問題が発生しています。AppleのSupportを見ていると、どうもTiger(10.4)で発生する問題のように見受けられます。ただ、今使っているiMac(G4/10.4.6)ではこの現象は再現していないので、Tigerで、かつ特定の条件下において問題が発生するようです。むむむ。なお、SquidManというプロキシソフトを使うという回避策があるようです(私は試していない)。

ブログ上をキューブが走るブログシール

個人的にはテキスト広告はまあ良しとしても、アフィリエイト系のギタギタしたバナーはつける気が全くしません。でも、このキューブのブログシールは思わず貼ってしまいました。一目惚れです。だってキューブがキュートなんです。

このブログシールの良いところは「主張しすぎない」ところです。ブログの右側の余白部分を利用していたり、5回目に出すとか10回目に出すとかユーザーが表示の設定ができたり、一定時間を過ぎたらページからいなくなったりします。登場するたびにコメントが少しずつ違うのも楽しい。無駄にリロードとかしたくなります。デザインのクオリティも高い。背景色を選ばないところも素敵。

キューブの車体をクリックすると日産のページなどにリンクしますが、特に私に広告収入が入るわけではありません。金銭的に何の得もない。でも貼ってしまう。そのうえエントリーを作って宣伝してしまう。バスを生み出すサイドバーとは、おそらくこういうものです。素敵。

ただ心配なのは、みんながつけ始めたら表示が遅くなりそうなところです。表示が遅くなったら、どんなに魅力的なブログシールでも外す人は増えてきます(少なくとも私は外す)。その意味で将来的なスケーラビリティの確保は重要になってくるかなと思います。

4/30 追記
しかし3週間が経過して、見るのにも飽きてきたので外しました。

2006年4月 9日

ブログとは何か

もしも「ブログとは何か?」と尋ねられたら、私は「WEBページを作成するためのWEBアプリケーション」と答える。「ブログとは○○である」という議論は、たいていブログに対する個人的な主張(あるいは社会学)や、ブログの使い方の提案であって「ブログ」そのものの意味を扱った議論ではない。これは「ブログとは○○である」論が間違っているというわけではなく、単純に質問に対する回答が異なるという話。大した話ではない。たとえば「はさみとは何か?」と尋ねられたら、「はさみとは物をはさみ切るための道具(岩波国語辞典)」と答えるのが適切だろう。それ以外はすべて「用例(あるいは意味の拡張)」であって、本来的な意味ではない。質問に対する答えを間違えると「(自分にとって)ブログとはそうではない)」という議論が巻き起こる。質問の答えを間違えてはいけない。

もしも「自分にとってブログとは何か?」と尋ねられたら、現時点では私は「自分をまとめるためのツール」と答えるかもしれない。この質問には含意があって、求められる答えが一つではない。おそらく自分にとって「ブログ」とはどんな存在か、どんな用途で用いているか、そんなことを尋ねていると想像される。この質問に対しては、自分なりに質問を解釈して、自分なりの答えを出せば良いのだろう(曖昧さを指摘するという手もあるが)。

自分にとってブログとは何か、この答えはコロコロと変わる。以前は関心のそそるテーマ(あるいはニュース記事)をクリップして自分なりの解釈をつけるためのツールであったし、WEBサイトのデザインを実験する場でもあった。私にとってのブログとは、私の考え・生活が変わるたびに変わる。声を大にして言えるほど明確な回答はない。今は「自分をまとめるためのツール」という言い方が一番適切だろうと思う。誰かに向けて発信することを一義としているわけではなく、どちらかといえば自分のための発信なのである。自分の頭の中に「済」というハンコをポンッと押しているような感じなのだ。極端に言えば、誰にも見てもらえなくても良い(実際にそうだと切ないけれど)。

では、もしも「ブログで何をすれば良いのか」と尋ねられたら、・・・そのうち続くかも(眠い)

2006年4月 8日

最近読んだ本(2)

最近読んだ本(1)」の続き。本を読んだときにする行動の一つが「文中に気になった箇所があったらページの端を折る」ことです。同じ本を繰り返し読むのは飽きるので、再読するときはその折り目を中心にその部分だけ読んだりします。ページに折り目がつく本ほど私にとって有益な本になります。

  • 決断力 羽生善治著:羽生善治の将棋への取り組み方に関する本です。将棋をするための技術論ではなく、もっと幅の広い知見にたった話です。示唆に富んだ良書です。個人的に気に入った言葉は「全体を判断する目とは、大局観である。(p62)」「将棋で大事なのは、判断であり決断である。私は、決断するときのよりどころは自分の中にあると思っている。(p69)」「私が深く集中するときは、スキンダイビング(スカイダイビングの誤植?)で海に潜っていく感覚と似ている(p89)」「長く将棋を続けていくには、目先の勝負以外のところで何かしなければならないのだ(p97)」などなど。
  • 集中力 谷川浩司:谷川浩司の半生に触れつつ、将棋の奥深さを知ることができます。「決断力」に比べるとやや将棋に特化した内容で、それをそのまま自分の生活の何か参考になるというのもではなかったですが、面白かったです。
  • ウェブ進化論 梅田望夫:私が編集者だったら、第一章から第三章を第一部「WEB現代史」として、第四章から第六章を第二部「WEB社会学」とするな、という感じ(本当につけるならもっとキャッチーにする必要があるかもしれない)。前半はWEBのここ10年間で起きていることについて語り、後半はいわゆるWEB2.0、オープンソース、ブログなどが社会に与えている影響を語っています。前半部分に出てくる「ネット世界の三大法則」は、個人的にぼんやりと感じていたものがクリアになった気分でした。文章もすごく読みやすい。ただ後半は若干うさんくささも感じます。まあそれは「ウェブ進化論」の内容そのものというよりも、社会学が従来的に兼ね備えているうさんくささなのかもしれません。はい。

2006年4月 2日

最近読んだ本(1)

最近読んだ・・と言っても年末から今日にかけて読んだ本です。読了していない本については【未読了】と付記することにします。部分的に関心があったり、最後まで関心が続かなかったり、急に仕事が忙しくなったり・・と、さまざまな理由から途中で読むのを止めます。他にも読んでいますが、書いてる時間がなくなったので、とりあえず文庫本4冊だけ紹介。

  • 超整理法 野口悠紀雄著【未読了】:93年の初版発行から42版を重ねるベストセラー本。時系列にそって整理しましょう、という話。ブログは超整理法なのです。結局整理できないカテゴリーアーカイブの生成は少し考え直さないといけないのかもしれません(明確にカテゴライズできる記事はなかなかない)。
  • 「社会調査」のウソ -リサーチ・リテラシーのすすめ 谷岡一郎著:調査方法から推測される情報のゆがみ(バイアス)を解説し、調査に対してどのような視点をもつべきかについてまとめています。内容的には「世論調査で社会が読めるか(ISBN:4788506408)」や「調査データにだまされない法(ISBN:442280023x)」と似たようなもので個人的に目新しい発見は特になかったです。
  • こまったひと 養老孟司著:著者が普段思っていること、話していることをまとめた本。エッセイです。どうでも良いことですが中公新書は上側の化粧断ちをしていないので、少し美しくない。
  • 「かわいい」論 四方田犬彦著【未読了】:「かわいい」とは何かついて、語源・歴史・社会現象を題材に論じています。それなりに面白かった。

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