2005年8月アーカイブ

2005年8月29日

Movable Type 3.2 Release

MT3.2がBeta期間を終えてリリースとなりました。さっそくメモログも3.2に移行しました。BOKUWANさんがリニューアルしていたので、ついでに私も少し色目を変更してみようかと思い立ち、やってみました。

しかし、やりだすと止まりません。土曜から日曜日にかけて、ほとんどMacの前にいました・・・。そして今に至る。何を変更したのかを書く時間もなくなってしまいました(眠い)。とりあえずTags Pluginを使って、Taggingを始めました。このTagの蓄積による文字の羅列が好きで、ずっと惹かれていました。美しい・・

まだやりたいことたくさんありますが、また、気が向いたら頑張ります。はい。なお、Windowsでは表示確認していません(家にない)。昼休みとかにオフィスで確認します。はい。

2005年8月21日

『ディープ・インパクト』で想定外の観測結果

ドライアイスと土くれを使って彗星の「尾」がどのようにできるのかの実験を、つい最近たまたまテレビで見ていたので少しびっくりです(確か眞鍋かをりが出演していたテレビ番組。NHKだったような)。定説が覆る衝撃と言いますか、なんと言いますか。宇宙のことはさっぱり分からないので、彗星とは「汚れた氷塊」なんだと信じて疑わなかったです。天動説を信じて疑わなかった人が、地動説に真実を感じた衝撃・・と言うと大げさすぎるのですが、まあ、とにかく。びっくり。

真実とは、実際に彗星に物をぶつけてみないと分からないほどあやふやなものなんだなあ。今後の研究の結果、どんな結論が導かれるのか楽しみです。ああ、すばらしきかな未知の世界。

しんじつは
ぶつけてみないと
わからない

一句詠んでしまったぜ。

2005年8月15日

「石油の終焉」を読みました。

ポール・ロバーツ著 久保恵美子訳「石油の終焉」を読みました。現在のエネルギー事情について多角的な視点で考察しており、いろんな人に読んでもらいたい本です。500ページ超の分量なので読むの大変かと思いますが、読み応えはあります。

第二次世界大戦では石油の輸出国であったアメリカは、敵国(日本やドイツ)の石油ラインを断つとともに同盟国(イギリス)に潤沢な石油(エネルギー)を提供して勝利を収めたそうです。石油が届かなければ、ほとんどの軍事兵器が動かない鉄くずのようになってしまうわけで、兵糧よりもずっと重要な資源です(人は食わずともしばらく生きていける)。「エネルギーを制するものが世界を制する」ということがよく分かります。そのうえで、現在は世界を制する国(アメリカ)がエネルギーを制している時代なのかなあという感想を持ちました。

現在の私たちの生活というのは、かなりの部分のエネルギーを石油に依存しています。エネルギー資源の大半を輸入にたよる日本は、石油の供給が途絶えると簡単に破綻してしまいます(まず物流が破綻する)。そういった視点をふまえて考えると、なぜイラク戦争に対して日本がアメリカを全面的に支持するのか分かるような気がします(アメリカ同様、自国の経済を守るため、石油供給国の政情を安定させてエネルギーの安全保障を保つ必要がある)。

同様に、なぜ日本が原子力発電を推進するのか、分かるような気がします。まず資源となるウランは輸入しなければ行けませんが、使用済み燃料を高速増殖炉サイクルに乗せることで長期的に利用することができる。それは自前のエネルギーを持つことであって、不安定な石油資源からの脱却することができるわけです。二酸化炭素の排出量削減の観点からも原子力発電の必要性は述べられますが、石油資源からの脱却の方がより原子力発電が必要とされる理由ではないかと思います。

以上のことを考えながら、あえて極論を述べれば、石油を消費することが戦争を肯定することにもなるのではないか・・というような考えがよぎります。もちろん、これは言い過ぎなわけですが、石油と戦争が関係していることはもっと意識していく必要があるだろうと思います。戦争を反対するだけでなく、戦争の原因をなくす努力をしなければいけない。

それはエネルギーの消費を止めよう!とか、とにかく車に乗るの止めようぜ!とかそういうことではなくて(車が経済成長の原動力であることもまた事実)、石油の危うさを知り、石油から脱却するためのアクションを支援していくことなのかと思います。石油ほど利便性のある代替エネルギーがないという問題はとりあえずおいておいて・・

はい。自省します。はい。

  • 第一部:エネルギーの歴史
    • 第一章:燃料の王座 - 石油が石炭を駆逐した日
    • 第二章:推定埋蔵量の秘密 - 楽観派と悲観派の暗闇
    • 第三章:輝ける未来 - 燃料電池と水素経済
    • 第四章:エネルギーと政治 - 石油地政学の世界
    • 第五章:地球温暖化の危機 - 二酸化炭素と気候変動
  • 第二部:エネルギー秩序
    • 第六章:果てしなき欲望 - 急成長する中国
    • 第七章:副業から本業へ - ガス経済の成長性
    • 第八章:新たなエネルギーを求めて - 苦戦する代替エネルギー
    • 第九章:意外な解決法 - 省エネのもたらす効果
  • 第三部:エネルギーの未来
    • 第十章:エネルギー安全保障 - 第三世界とエネルギー争奪戦
    • 第十一章:神の見えざる手 - 次世代エネルギー経済と市場
    • 第十二章:動かざるアメリカ - 化石燃料への固執
    • 第十三章:未来の構築 - 世界の進むべき道

「レイアウトの法則」を読みました。

佐々木正人著「レイアウトの法則 - アートとアフォーダンス」を読みました。本文中に何度も引用されるジェームス・ギブソンの理論は抽象的で高度な箇所もあって、理解できないところも多々ありましたが、それでもなんとなくぼやーっと概観だけはつかめたように思います。

この本は「レイアウトの法則」というタイトルと「アートとアフォーダンス」という副題に惹かれて購読してみたのですが、私のイメージしているレイアウトとは全然違いました。私のイメージしているところのレイアウトは例えばブログの枠組みとか、そんなレベルであったりするのですが、ここでのレイアウトとはもっと広範囲な森羅万象のレイアウトでした。レイアウトを理解する上で「肌理(きめ:テクスチャー)」や「固さ」などの重要性を説かれています。はい。「差異」の概念にも触れています。

本の中盤からは美術研究者やカメラマン、建築家との対談が掲載されています。個人的には建築家との対談が一番興味を惹かれました。環境ユニット(都市環境における建築、土木、構築物といった環境の混合の中にあるまとまり)という考え方には感銘をうけました。まだ深く理解はしていませんが、建築の神髄というものが、周りの環境との調和と言いますか、環境の特性、いわゆるアフォーダンスを知ることにある、そんな感想を持ちました。

アフォーダンスとは「ものあるいは環境の物理的特徴がその機能に影響を与えるという属性。(「デザイン、新・100の法則」より引用)」であるそうです。たとえば丸いタイヤは四角いタイヤよりも転がるためのアフォーダンスを持っている。この時点で分かりにくい概念なのですが、「レイアウトの法則」では、アフォーダンスとはそうした単体の機能だけでは終わらないと述べています。

物のアフォーダンスとは、その物が他の物との配置に埋め込まれたときに現れてくる性質なのです。アフォーダンスの心理学は、行為で周囲を描くことを目指しています。だから行為がデザインする、あるいは行為をデザインする周囲に敏感な心理学です。

これだけ抜粋してもあまり良く分からないと思いますが(おい)、要するにもっとドアノブがドアノブの形をしていることもアフォーダンスなのですが、実はアフォーダンスとはその周り、周囲の環境をすべてひっくるめて知覚されるものだということらしい。

こうして感想を羅列させるだけで、この本の中身の濃さが良く分かります。はい。また時間を作って復読していきたいと思います。日々是勉強です。

2005年8月14日

マクドナルド:無添加100%ビーフ

マクドナルドのトレーライナーに「ファーストフード。そのおいしさや安心は、スローにつくられています。」というタイトルで下記のような文章が掲載されていました。

無添加100%ビーフ、という品質。
オーストラリア・アラワタ牧場は、マクドナルドのビースパティになる牛を育てる牧場のひとつ。ここの人々は、安全でおいしい牛肉のために、ひとつの妥協もせずに働いています。たとえば、餌となる牧草の安全性から厳しくチェック。牧場はもちろん、近隣農場での農薬使用まで規制しています。牛と牧草の扱い方や飼育記録などは、国が定めた厳しい品質保証制度のもと、急がず、正確に実施。こうしてオーストラリアとニュージーランドで健康に育てられた牛だけが、マクドナルドのビーフパティになります。

オーストラリア産の牛肉は牛肉の中でも安全性が高いとされていて(オーストラリアはBSEが最も発生しにく国とされている)、その意味でマクドナルドの肉は安全なのかもしれないのですが、ほかの部分はどうなのでしょうか。ハンバーガーは肉だけではなくて、パン(小麦)やレタスなども入っています。いつも一緒に頼むフライドポテトの安全性は?? フライドポテトの原料となるジャガイモを貯蔵するために使われている除草剤は発がん性の疑惑があるらしい(ジャガイモはそのものは輸入できないけれど、加工する(フライドポテトにする)と輸入できる)。

こうして考えると、無添加100%ビーフだけでは安心できないような気がします(もっとも、マクドナルドだけに限った話ではないですが)。マクドナルドには更なる情報の開示と牛肉以外の安全性のアピールを期待しています。是非、安全で健康的なファーストフードを目指してもらいたい。

ちなみにマクドナルドの社名の由来は、マクドナルド社の創業者がカリフォルニアでハンバーガー屋を営んでいたマクドナルド兄弟の製法に将来性を見いだして、彼らの製法と商標を使う了解を得て商売を始めたからなんだそうです。

アイフル web限定ショートムービー

アイフルのホームページでCMの続編が公開されています。どうでも良いのですが、たまたま見つけてしまったのです・・・

前回までのあらすじはチワワが家に戻ってきたと思ったら、たくさんの子供を抱えて戻ってきてしまった・・というところで終わっていました(「帰宅」編)。続編は子チワワを里子に出すというストーリーの「別れ」編です。消費者金融のCMというか、ただのチワワとお父さんの物語になっています。一応ムービーの最後に消費者金融の利用案内と「ご利用は計画的に」のメッセージが流れますが。

今回のポイントは、チワワ以外の犬が登場しているところでしょうか。「おいおい違う犬まで増えてるよ!」というのが少し面白かったです。あと安田美沙子が可愛いというところです。はい。

Dear フランキーを見てきました

評価:★★★★★
僕的には「みんな誰かの愛しい人」以来の感動作でした。DV(家庭内暴力)によって難聴になった息子のフランキーと一緒に父親から逃げ続ける母親のリジーは、何度も引っ越しを繰り返した末に、スコットランドの小さな町に引っ越してきます。リジーはまだ小さくて記憶のない息子には父親は船で航海をしていると説明していました。ある日、架空の父親が乗っている船がスコットランドに帰航することになり、母親は息子のために「1日だけの父親」を探す必要に迫られ、見知らぬ男(ストレンジャー)を雇うことになる。

物語は母親の息子を愛するゆえのごまかしや嘘が起点となって進んでいきます。母親はその後ろめたさに悩み続けながら、息子を守るためにごまかすことを続けていく・・ 嘘をつくことは一般的に良くないことだと思いますが、正直さよりも大事なことがあると思わせる映画です。この点において「やさしい嘘」と同じものを感じました。

配役もかなりいい感じです。架空の父親を演じたジェラルド・バトラーは頑強そうな身体がストレンジャーという粗野な印象を与える一方で、内から滲み出てくるような優しさが理想的な父親を演出しています。息子役のジャック・マケルホーンはとにかく目がきれい。難聴をものともしない凛とした立ち姿が感動を呼びます。母親役のエミリー・モーティマーは優しそうで脆そうな印象だけど、母親として息子を守ろうとする姿が美しいです。

あと、オープニングで流れる音楽がいい感じです。Clarkesvilleというイギリスのシンガーソングライターらしいのですが、メロディアスな曲調がオープニングの新しい町に引っ越すことの不安感、どきどき感をかき立てます。サウンドトラック買ってしまいました。

東京にお住まいの方は、8/26(金)までBunkamuraル・シネマで公開しているので是非見てみてください。

2005年8月13日

AudioscrobblerがLast.fmと統合

Audioscrobblerがメンテナンンスしているなあと思っていたら、Last.fmと統合されてリニューアルしていました。機能的に何が変わったのかはよく分かりませんが、とても美しいデザインになりました。last.fmの中にaudioscrobblerが組み込まれた・・という感じなのでしょうか(powerded by Audioscrobblerとなっているし)。

とにかく。Last.fmの機能は未だ試したことがないのですが、Audioscrobblerはたまに眺めると結構楽しいサービスです。一般的に認知度が低いアーティストなどになると、その良さを共感し合う人を見つけるのはなかなか困難ですが、Audioscrobbler(改めlast.fm powered by Audioscrobbler)では同じアーティストを聴いている人を簡単に見つけることができます。そこでコミュニケーションを密にとるつもりはあまりないのですが、「ああ、この曲を聴いている人が自分以外にいるんだなあ」と思うとなんとなく楽しい。

last.fm radioというのも試してみたいのですが、Mac OS X版のplayerはまだないようです。 なお、私のiTunesのTop Tracksは下記のような感じ。Last.fmのTop Tracksとはずいぶん違うなあ。

Release: Movable Type 3.2 Beta 4

Movable Type(以下MT) 3.2のBeta 4がリリースされたので早速インストールしました。すべてのファイルを上書きしてしまう方が作業的には楽なのですが、今回はあえて差分をとってインストールしました(ターミナルを開いてdiff -rqNBbを実行)。アップデートは(たぶん)問題なく終了しました。

Beta 4でデフォルトテンプレートが若干変わっていたので、これもまた差分をとって(diff -urNbBw)該当箇所だけ上書きしたのですが、どうやら<$MTLink template="filename"$>がうまく動作しないようです。とりあえずその部分だけBeta 3と同様の状態ですませています。

2005年8月 7日

Release: Movable Type 3.2 Beta 3

Movable Type(以下MT)の3.2 Beta 3がリリースされたので早速インストールしました。Beta 2で再構築できなかったAtom Templateが修正されています(bug fixedの詳細はMT 3.2 Beta 3を参照)。あとsearch templateが新しいtemplateのid/class構成に対応しています。

インストールした後にエントリーの保存ができなくなって少し焦りましたが、これはjavascriptのキャッシュが残っていたせいでした。ブラウザのキャッシュをクリアにして再起動したら普通に保存できるようになりました。あとでMT 3.2 Beta 3のエントリーにも注記されていたことに気がつきました。ああびっくりした。

また、MT 3.2 Beta 3から新しいデフォルトのスタイルシート「Vicksburg」が登場しました。メモログもこの「Vicksburg」をベースにスタイルシートを作り直しています(しかし、あまり原型をとどめていない)。スタイルシートを重ね着しているような状態なのでソースを解読するのは少し面倒になったように思いますが、これは、まあ、時代の流れと申しますかなんと言いますか。これからのスタイルシートはますます複雑に、猥雑になっていくんだろうなあと思ったり、思わなかったり。

2005年8月 1日

「原子力政策大綱(案)」に対する意見募集

「原子力政策大綱(案)」というものが原子力委員会から発表されました。それに対して8月28日まで意見を募集しています。原子力発電に一言もの申したい方は意見を送ってみてはいかがでしょうか。私もちゃんと読んで、整理して意見を送ってみたいと考えています。

とりあえず簡単ですが、現時点での私見を下記に記します。はい。

原子力発電所とは「やめたいけどやめれない」という点に問題があるのだと思います。安全面でいえば確実に止めた方が良いわけですが、止めるならば原子力で補っていた電力をどこかで確保しなければなりません。原子力発電の代替手段として、バイオマス、太陽発電、風力、地熱、潮力、水力などが挙げられますが、どれも原子力発電の代わりにするほどの電力を賄うことができない(少なくとも現時点では)。石油による発電は・・そもそも石油に頼らないための原子力発電であるから、話にならない。石炭はCo2や硫黄など環境物質を大量に排出する(クリーンコールの技術を進歩すれば、環境汚染は少なくなるかもしれないが)。天然ガスによる発電というのも考えられますが、資源の少ない日本で原子力でまかなうはずの電力分の天然ガスを確保できるかどうかはむずかしいところ。省エネを実行していくという選択もあるけれど、省エネをするためのコストを誰が負担するのかが微妙だし、省エネだけで発電の総量をどれだけ減らせるかは難しいところ。24時間化する社会において、消費効率があがっても消費総量は上がるかもしれない。

つまるところ、現時点において原子力発電を止めるための代替手段がない。だから過渡的な対応として原子力発電はいたしかたない気がしています。安全面の不確実性や、将来に負の遺産(核廃棄物)を残すことに不安はあるのですが、そこだけに注目して止めるべきと主張してもどうしようもない。

でも、原子力発電所を作るための資本をクリーン発電の研究開発や補助金にまわせば、早期にクリーン発電による発電効率を達成できるかもしれない。また日本国民全体が電力は限りあるものであることを認識して、革新的な省エネを実行していければ・・もしかしたら原子力は必要なくなるかもしれない。そこに希望を持ちたいところです。はい。

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