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2005年7月16日

ヒトラー〜最期の12日間〜を見てきました。

評価:★★★☆☆
とても写実的な映画でした。映画というよりドキュメンタリーに近いかもしれない。もちろん本人が出演しているのではなく配役が演じているし、物語の緩急をつけるためのフィクションもあるとは思いますけど。でもヒトラー役のブルーノ・ガンツは本当にヒトラーのようでした。実際のヒトラーと映画の中のヒトラーはまったくの同一ではないと思いますが、ヒトラーの矛盾した人間性に少し触れることができたような気がします。「人」としてのヒトラーと、「総帥」としてのヒトラーの二面性と言いますか。

劇中、ヒトラーはユダヤ人の組織的殺害(ホロコースト)について正当性を主張(主張というより妄信か)するシーンがあります。ホローコーストでは600万人のユダヤ人が殺害されたそうです。なぜそれを正しい行いだと信じたのか、わたしにはわかりません。でも、たとえば血液型診断のように「A型は几帳面で神経質なやつが多い」というような決めつけが、同じように人種に適用されたら・・・「ユダヤ人はすべからく悪である」という認識にいたるのかもしれないなあと思ったりします。人間の善悪と言うか、倫理観の不安定さを感じます。自分もいつか気がついたら、差別主義になっているかもしれない。

第二次世界大戦の終了後、国連の総会でパレスチナをアラブ地域、ユダヤ地域、国際管理地域に分割する決議案が可決されました。その後、イスラエルが建国されます。しかしアラブ側は分割を良しとせず、第一次中東戦争(イスラエル独立戦争)が勃発します。そして現在のパレスチナ問題に至ります。

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